Mikuinstaller の Wine バージョンアップを行いましたが、その代償に日本語入力ができなくなるといった不具合がありました。
これは日本語入力を必要とするアプリケーションではかなり不便になります。
Mikuinstaller ではどうやって入手されたか解りませんが、CrossOver のカスタマイズを組み込んで日本語入力を実現しています。(「初音ミク」コントロールパラメータの表示対策も??)
私にはそこまでの開発技術はないので日本語入力はあきらめます。
いや、あきらめません。
X11 環境で日本語入力を可能にするモジュール kinput2 を組み込んでみました。
OS は SnowLeopard です。
【1.MacPort で kinput2 をインストール】
ターミナルより以下のコマンドを実行します。
管理者パスワードを要求されますので入力します。
X11 で kinput2 をインプットメソッドとして使いますよと環境変数で渡してあげる必要があるらしいです。
テキストエディットで下記のテキストを標準テキストで入力します。
保存は、(ユーザ)フォルダの中に .MacOSX というフォルダを作成し、そのフォルダの中に environment.plist というファイルで保存します。
間違っても .txt とかで保存しちゃいけません。
.MacOSX フォルダは不可視フォルダになります。
また、 property list editer を使った作成方法もありますのでググってみてください。
うまくできたら、一度ログアウトして再度ログインしてください。
環境変数の設定が反映されます。
【3.kinput2 起動】
ターミナルで以下のコマンドを実行すると起動します。
動作確認してみましょう。
[Shift]+[Space]キーで日本語入力 On/Off 切り替えになります。
その他の操作方法はググってお調べください。
もし、入力後の文字が■で表示される場合は、notepadのフォントを日本語フォントに変更するとちゃんと表示されるかも。
【既知の不具合について】
ああ、これも私の環境ではまだちゃんと動作してません。
カーソルの下に[入力モード]が表示されるはずなのに表示されません。
それと、Mikuinstaller では日本語入力モードになるものの、入力した文字が画面に反映されません。
kinput2-macim が使えればこんな苦労しないんだろうなぁ。