Mac って何?それって美味しいの?

マイコンと呼ばれた時代から現在まで、使用記から何から何でも。

iMac 2011 i7 で AUTOMATIC1111 / stable-diffusion-webui が動作するなんて!

google Colab を利用させていただき(無料プランなので低姿勢で)

Stable Diffusionによる画像生成を楽しんでましたが、いよいよ

有料でなければ使えなくなってしまいました。

あの、楽しい画像生成をどうにか無料でできないか。

このiMacでは動かないの?

えっ?動くの?!10年以上前のGPUだよ?

生成時間は目を瞑れる。寝て待つのは苦じゃ無い。

それじゃ、まあ、動くかどうかやってみよー

 

マシン

iMac Core i7 2.8 21.5-Inch mid-2011

CPU : Intel Core I7 2600S Quad Core 2.8 GHz 

GPU : AMD Radeon HD 6770M 512MB

RAM : 16GB

 

インストール

こちらのサイトを参考にさせていただきました。ありがとうございます。

M1/Intel MacにStable DiffusinをインストールAUTOMATIC1111編 | Gift by Gifted

 

私が引っかかったところだけ記述します。

Pythonのバージョンは3.10推奨、3.11はエラーで起動しない

Pythonバージョンは既にインストールしてある3.11の方が新しいし、このままでいいだろうと思い実行したが起動途中エラーで止まってしまう。

3.10をインストールしたら起動できた。

GPUが半精度浮動小数点数計算できないエラー

Generateボタンをクリックするとエラーが出る。

RuntimeError: "LayerNormKernelImpl" not implemented for 'Half'

グラフィックカードが半精度浮動小数点数の計算に対応していないからのようで、

webui-macos-env.shのCOMMANDLINE_ARGSを変更した。

export COMMANDLINE_ARGS="--skip-torch-cuda-test --upcast-sampling --no-half-vae --use-cpu all --precision full --no-half"

GPUは使わずCPUで演算するようになる?

 

そして生成してみた!

stable diffusion on iMac

”cat” step:10 512x512で所要時間は3分30秒くらい

”girl” step:20 512x512で所要時間は7分くらい

step10だとナニコレ画像になるかと思ったけど、悪く無い。普通にネコだ。

step20でおおよそ倍の時間かかったけど、7分くらい全然待てるよ。

プロンプトのウェイトや拡張機能で長くなるだろうけど、

google Colabで、エラーで止まるのを恐れながら使うのを考えたら

使い慣れたiMacで安心してできちゃうのが素敵。

これからも遊ばせていただきます。

 

追記

ImportError: dlopen(/Users/mac/stable-diffusion-webui/venv/lib/python3.10/site-packages/cv2/cv2.abi3.so, 2)

iMac 2012 Core i5 macOS Catalina 10.15.7 で同様のことをした時、上記のエラーが出ました。

対処方法はopencv_python バージョンを 4.7.0.68 (現在このリポジトリで使用されている) から 4.5.5.64 にダウングレードします。

  1. venv をアクティブにします: source ./venv/bin/activate
  2. pip uninstall opencv_pythonを実行すると、 opencv_pythonとcv2の両方をアンインストールすることを通知されるので、 [はい] を選択します
  3. pip install opencv_python==4.5.5.64