投稿ゲームプログラム雑誌「プログラムポシェット」
ゲームのアイデア、プログラミング技術とも
すぐれた作品が数多く掲載されており、愛読してました。
当時は、突然の廃刊をとても残念に思いました。
アクションゲームやシューティングゲームなどでは、
画面上を動き回る。
簡単にキャラクタを動かしているように見えるが、
実際に動かす(動いているように見せる)には、
座標を変えながら、繰り返して実現する。
「キャラクタ表示」は簡単だ。
でも、「表示したキャラクタを消す」のは、
単純にはいかない場合がある。
背景が単色であれば、背景色で塗りつぶせば消せるが、
絵柄がある背景ならば、全体または部分的に再描画しなければならない。
全体を再描画するのは楽だが、実行速度はかなり落ちる。
部分的再描画の場合は、描画範囲が少なくて済むが、
キャラクタ表示する前に、その部分の背景を退避する処理が必要になる。
他の動くキャラクタと重なる場合は、それも考慮しなければならない。
ゲームでは当たり前の「キャラクタを動かす」は、
ゲームを作る人を悩ませていたのだが、
これを楽にしてくれる機能が、MSX や ホビーパソコン に実装された
「スプライト機能」でした。
そして、このNo.6号で公開された「PF-X」は、
スプライト機能非実装機に、疑似的なスプライト機能を実現する
拡張プログラムでした。
・・・私は PC-8001 なので使えませんでしたが。
テクノポリスムック プログラムポシェット NO.6
昭和61年1月15日発行 定価330円 徳間書店